食べられる住まい

地球温暖化が進めば、食料難も深刻になるでしょう。こんな小さな庭では、自給自足とまではいかないと思いますが、野菜が作れるとちょっとは足しになるかもしれません。


狭い場所でも野菜が作れるように、立体的に畑のスペースを作り出すことにしてみました。


東面と南面は、つる性植物栽培のために、ロープを張り巡らせて、春にはさやえんどう、夏にはゴーヤ、キュウリ、カボチャ、秋はブドウ、冬はムベを収穫します。

 


建物の周囲に生えた植物は有機的なフォルムをつくりだし、それは毎日変化し、道行く人の目も楽しませることができたら嬉しいですね。部屋の中からは野菜の生育が観察でき、窓をちょっと開ければ収穫できて、まさに食べられる外壁です。


外壁を覆う植物は、夏に気持ちのよい日陰をつくってくれます。

 屋上(屋根)は絶好の畑になります。太陽の動きによって日の当たる時間が限られる外壁とは違って、屋上は一日中よく日が当るので、屋上は格好の畑スペースとして有効活用できます。

屋上の緑化となるとコンクリート造の建物で行うイメージが強いと思ますが、木造でも可能です。土の量は少なく、「繭」では15cmに満たないぐらいですが、トマト、ナス、サツマイモなど、色々な野菜が出来ました。サツマイモは葉が旺盛に茂るために、温暖化対策としても向いているようです。遮熱効果も高いから省エネルギー住宅でもあります。現在は東日本大震災の放射能が心配なため、食べる植物の栽培は行っておりませんが、放射能セシウムを吸収する植物を植えてみてもよさそうです。


新築の頃は、土も栄養がなく、植えたばかりの植物は小さくて、地面から上へなかなか伸びないため、二階のバルコニーにもプランターを巡らせました


今はブドウが大きくなり、ゴールデンウイークの頃から葉が茂りはじめるので、二階のプランターの役目は少なくなりました。今はオリーブが残っています。

西側の垣根には、キンカン。庭には、ブルーベリー。とにかく、食べられる植物をところせましと植えています。

四季折々の味わいがあります。


庭で畑作業をしていると、近所の方が声をかけてくれます。「色々な野菜や花があるので、いつも楽しみにしている」とか、「建物が建つ以前よりずっと良くなったよ」と言って下さるのは本当に嬉しいことです。


塀がないので、散歩の犬が庭を通り、子供がトマトを穫りに来ますが、それもまた楽しいこと。

野菜の生長を観察する愉しみ、収穫の愉しみ、料理する愉しみ等々。愉しみは多く、豊かな気持ちになれるのです。人間も自然の一部なので、自然との一体感が得られることは、気持ちが良いことだと思います。

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