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​繭 自然とともにある実験住宅

​AGRITECTURE=AGRICULTURE×ARCHITECTURE

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AGRITECTURE

 

 AGRITECTUREとは、

 AGRICULTURE(農業)と

 ARCHITECTURE(建築)を掛け合わせて考えた造語です。

 

建築を建ててしまえば、そこでは農作業はできなくなってしまいますが、植物が育つ環境を建物で立体的に作ってみようと考えました。時空遊園のアトリエを実験住宅にしています。

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日本のスギとヒノキをふんだんに使った木造です​。自然系塗料を塗り重ねてホワイトに近い水色に仕上げています。

東と南側に回廊を廻して食べられる植物をからませています。二階のバルコニーと屋上にもプラントボックスを設置しています。

​緑のカーテンは、定番のゴーヤに加えてブドウとムベが主体です。ブドウは食べきれないくらい沢山収穫できた年もありました。いろいろなつる植物を試しています。

つくばは稲作が中心に栄えた農村であり、養蚕も盛んに行われていました。茅葺屋根の土間ではたくさんの蚕が大切に育てられ、温度や湿度を管理するために、建物にも工夫がありました。あの、素朴で風情のある自然と一体化した農家住宅を、現代的に表現しようと試みました。内部と外部の中間領域である「縁」と、夏は深い軒と植物で日差しを避けて涼しく、冬は陽の光を取り入れて暖かく暮らせるパッシブソーラーハウス(機械を用いないソーラー)です。涼しく

第23回茨城建築文化賞 住宅部門優秀賞受賞

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