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市街地にある狭い土地でも、立体的な緑化で自然と一体感のある住まいをつくる

建物を建てることは、そこの環境を変えてしまうこと。

雑草が生い茂る空き地でも、小さな生き物の住処があり、何かの役に立っているのです。時には子供たちの遊び場になり、通りすがりの人は草の匂いを嗅いで気分転換をするかもしれません。 空き地は、そこに生える草や虫の鳴き声に季節を感じたり、空の広がりに美しさを見出したりして、自分の所有地でもないのに、無意識に、自分の好きな場所になっていたりします。空き地にはどこか公共的な要素があって、広がりと、風の流れ、季節感などを提供しているのです。




雑草が生い茂る空き地のような気配をのこして、

素朴な草の匂いがするような

秘密基地のような建築がつくれないか。

建物が建ったことによって、より多様な自然が生まれるような建築がつくれないだろうか。このような思いで、「繭」を設計しました。




土地をコンクリートで覆わず、

屋根(屋上)も緑化、駐車場も芝生で緑化、物置の上も緑化してみよう。

緑のカーテンを張り巡らせて、立体的な緑化をほどこそう。緑のかたまりのように見えるように。

塀やフェンス、生垣も作らず、道路に面した庭はオープンにして、雑草もほどほどに残して。



屋上はプランターを作り、軽量土壌を15センチほど入れました。

サツマイモや、なす、トマト、地這キュウリなど、いろいろな野菜が採れましたが、東日本大震災による放射能汚染が心配で、それ以来野菜栽培は行っておりません。

今はそれこそ、雑草が生える空き地のようになっています。



二階のバルコニーにもプランターを置いて、豆などの野菜を栽培してみました。



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