まちづくりと地域の特性

地域にはその土地の特性があって、その特性によってまちづくりの目的や手法は変わるものだと思われます。一般的なまちづくりとしてよく行われる方法に、その街が持っている地域資源(魅力)を見つけ出し、それをさらに高めていくという方法があります。地域資源とは自然環境や景観、歴史、文化、特産品などのことです。

 

地元の人が地域資源として自慢に思っていることが他所の人から見ればそうでもないということがあったり、反面、地元の人には当たり前でなんでも無いことが他地域の人には興味深く思われることはよくあることで、これといった地域資源といえるべきものが見当たらない場合ということがほとんどではないでしょうか。地元の人にこの土地のいいところは何ですか?と尋ねると謙遜なのでしょうが「何もない」という返事が返ってくることが多くありますが、近年「何もない」ことが地域資源になる可能性に注目が集まってきていますし、それは新たな魅力を創り出すチャンスなのかもしれません。

 

そもそも利点と欠点は表裏一体の場合が多く、多自然地域で例えて言えば自然環境に恵まれているところが利点ですが、反面、当たり前ですが欠点はインフラが未整備で不便な所です。利点を活かすのか、欠点を補っていくのか、考え方によってまちづくりの方針は180°方向が違ってきます。なんとなく教育の考え方と似たところがあるようです。苦手教科を克服するのか、得意教科をさらに伸ばすのか。


まちづくりの対象となる地域には大きく分けて多自然地域、農山漁村地域、地方都市中心部、郊外住宅地、大都市圏などがあり、地勢的にも、平野、山地、盆地、内陸、沿岸、島嶼などがありますが、私が育った長崎県はほとんどが海と山が入り組んだリアス式海岸と島嶼の土地なので、極端に言えば農山漁村地域と地方都市中心部の二つだけしかないようなところです。その点、現在住んでいる茨城県には大都市圏以外の地域が全て存在します。所によって、それぞれバリエーションのあるまちづくりが出来そうです。


Y Iwanaga

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